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【詳細ネタバレ】映画『あんのこと』あらすじは?結末(ラスト)は?

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6月7日に公開された、映画『あんのこと』が話題になっています。

2020年のコロナ禍が始まったころに、実際にあった事件がベースになっている映画『あんのこと』。

今回は、そんな映画『あんのこと』のあらすじや結末を、ネタバレを含めて詳しく書いていきたいと思います。

物語の核心となるネタバレや結末を含みますので、好まない方は、ここでそっと閉じていただけますと幸いです。

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映画『あんのこと』のあらすじは?

まずは、映画『あんのこと』のあらすじについて見ていきましょう。

21歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事と出会う。
大人を信用したことのない杏だが、なんの見返りも求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に、次第に心を開いていく。
週刊誌記者の桐野は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた。ちょうどその頃、新型コロナウイルスが出現。杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる──。

映画『あんのこと』公式サイト https://annokoto.jp/

この映画の主人公は、河合優実さん演じる香川杏です。

母親からの虐待や、母親に強要された売春、そして覚醒剤に溺れていた彼女は、佐藤二朗さん演じる多々羅という刑事に出会ったことで、人生が変わっていきます。

杏は、多々羅が運営する薬物更生者の自助グループ「サルベージ赤羽」に通い始めます。そして、地獄のような実家から抜け出してシェルターへ入り、小さな老人ホームで働き始めるのです。

その働き口を紹介してくれたのは、稲垣吾郎さん演じる桐野です。桐野は、3年前から多々羅とサルベージ赤羽の活動を取材しています。

映画『あんのこと』老人ホームへ怒鳴り込んでくる母親、杏はどうなる?

ある日、杏の母親である香川春海(河井青葉)が老人ホームへ怒鳴り込んできます。老人ホームが誤って、杏の給与明細を実家へ送ってしまったことから、職場が春海にバレてしまったのです。

杏へ掴みかかる春海に対して、老人ホームの人々が杏を守ってくれました。老人ホームは杏にとって、職場というだけではなく、とても大切な居場所になっていました。

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映画『あんのこと』多々羅は逮捕される?杏はどうなる?

ある日、多々羅(佐藤二朗)が逮捕されてしまいます。桐野(稲垣吾郎)が、多々羅(佐藤二朗)が、薬物更生者の自助グループであるサルベージ赤羽に通っていた女性に性的関係を強いたという記事を書いたことが原因でした。

そして、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が起き、老人ホームでは人員整理が始まり、杏は解雇されてしまうのです。

多々羅と桐野という、頼っていた大人を失い、職も失ってしまった杏は、シェルターで孤独を感じています。

そこに、シェルターで隣人の三隅紗良が訪ねてきます。紗良は、杏に対し、自分の幼い息子であるハヤトを預けて出て行ってしまうのです。

突然の出来事に困惑する杏ですが、幼い命を守るために、必死になります。そしてハヤトが全てを失った杏の生きがいになっていくのです。

ところが、また春海が杏を訪ねてくるのです。春海は、ハヤトも連れて杏を自宅へ連れ帰ります。そしてまた杏に売春を強要するのです。

映画『あんのこと』杏は死んでしまう?

売春のあと、ふらふらになりながら実家へ戻ってきた杏。実家には、ハヤトの姿がありません。杏はパニックになります。

児童相談所が連れて行ったという春海に対し、包丁を向ける杏。同居する祖母に制されて、その刃を春海に使うことはありませんでしたが、杏は実家を飛び出します。

そして、シェルターへ戻った杏は、自分の腕に覚醒剤を打ち、ベランダから飛び降りてしまうのです。

衝撃すぎて、言葉もありませんでした。どこかで何かが、少し違っていたら、杏は守れたのではないかという気持ちになりました。

でも、ハヤトを三隅紗良が連れてきたことで、杏の絶望が少し救われたような気もするのです。言葉を選ばずに言えば、杏の命は、ハヤトに出会えたことでこの世に繋がっていたのかも知れません。

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映画『あんのこと』は実話?

映画『あんのこと』について、2020年に実際にあった事件がモチーフになっていることは、公式サイトにも書かれています。この実際の事件については、記事を見つけることはできませんでした。事件の内容が分かれば、追記します。

まとめ

映画『あんのこと』のあらすじや結末について、ネタバレを含んで見ていきました。

・映画『あんのこと』は2020年に実際にあった事件がモチーフになっている。

・映画『あんのこと』では、母親に虐待を受け、売春を強要され、覚醒剤にまで手を出していた杏が、刑事であり薬物更生者の自助グループ「サルベージ赤羽」を運営している多々羅と、サルベージ赤羽と多々羅と取材している桐野に出会ったことで、少しずつ社会との温かいつながりを作っていく物語である。

・映画『あんのこと』では、多々羅が逮捕されたことと、逮捕の発端となる記事を書いたのが桐野であったことで、杏は頼っていた大人との繋がりがなくなり、新型コロナウイルスの緊急事態宣言により、杏が老人ホームでの職を失ったことで、再び杏は絶望の淵に立たされた。

・映画『あんのこと』では、杏は三隅紗良から、ハヤトという子どもを突然預けられ、必死にハヤトのお世話をすることで、生きる希望を見出していく。しかし、杏は母親から再び実家に連れ戻され、ハヤトと引き離されてしまったことで、杏をこの世に繋ぎ止めていた細い糸が切れたように、覚醒剤を打ちベランダから飛び降りてしまう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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