映画『FALL（フォール）』は、２０２２年８月にアメリカで公開された映画です。
日本では２０２３年２月に公開され、制作費３００万ドルに対して、全世界での興行収入が１７３０万ドル超えとなりました。
動画配信サービスでも公開されており、ショート動画で広告を見たことがある人も多いのではないかと思います。
今回はそんな映画『FALL（フォール）』のあらすじや結末までネタバレありで見ていきたいと思います。また、続編の情報についても書いていきますので、最後までお読みいただけると嬉しいです。
映画『FALL（フォール）』のネタバレありのあらすじ・結末は？
まずは、映画『FALL（フォール）』のあらすじを見ていきましょう。
クライミング中に落下し、ベッキーの夫・ダンが命を落とす
映画の冒頭、主人公のベッキーは、夫のダン、親友のハンターと３人で、断崖絶壁をクライミングしています。
その途中で不運にも、ダンが落下し命を落としてしまいました。
それから１年近くが経った頃、ベッキーはお酒に溺れる毎日を過ごしており、父親から心配されています。しかし、父親に対して反発するベッキー。父親は、もともと、ダンのことをあまりよく思っていないようでした。
親友・ハンターに新たな挑戦に誘われるベッキー
そんなベッキーを、親友のハンターが訪ねて来ます。二人が会うのは、あのダンの事故以来でした。
世界中を旅して、フォロワー６万人のインフルエンサーとなっているハンター。
ハンターは、新しく挑戦することに、ベッキーも一緒に来てほしいとお願いにきたのです。それは、地上６００メートルの鉄塔へクライミングすることでした。
最初は、あの事故以来クライミングしていないことを理由に断るベッキーでしたが、恐怖心を乗り越えて挑戦しようと説得するハンターの言葉に心を打たれ、一緒に挑戦することを決意します。
鉄塔へ向かうベッキーとハンター
クライミングする鉄塔は、ベッキーの住む町から、片道６時間の場所にありました。
鉄塔へ向かうベッキーとハンターは、途中でモーテルに泊まります。
宿泊先近くで夜ご飯を食べにレストランに入った二人。ベッキーは携帯の充電をさせてもらおうとしますが、有料と言われて諦めます。
するとハンターが裏技を教えます。テーブルに置いてあるランプの電球を外し、ソケットの部分にコンセントの先を突っ込むと、充電ができるのでした。
ダンの夢を見るベッキー
モーテルに泊まったベッキーは、ダンの夢を見ます。夢の中で、ダンは「I love you」と言う代わりに、数字で「１４３」と言っており、それは、ダンがいつも言っていた言葉なのでした。
鉄塔へ辿り着いたベッキーとハンター
モーテルを出発するベッキーとハンター。ハンターは早速運転しながら動画を撮影しています。ライブ配信ではなく、あとでアップロードするらしいですが、撮影に夢中になるあまり、大きなトラックにぶつかりそうになります。
鉄塔の近くまできた二人ですが、鉄塔の周囲は柵が張り巡らされており、車で入ることはできず、２〜３キロメートルの距離を歩くことになります。
二人が歩いていると、大きなハゲワシが犬の死骸を食べていました。よく見ると、犬はまだ生きていて、二人は犬を追い払います。憤慨するベッキーですが、ハンターは「適者生存」と呟き、写真を撮ってSNSにアップします。
鉄塔を登り始めるベッキーとハンター
ベッキーとハンターは鉄塔へ辿り着き、内側にあるハシゴを登り始めます。
ベッキーは恐怖で何度か挫けそうになりますが、ハンターと共に、鉄塔の頂上まで登り切ります。
頂上に辿り着いた二人は、ドローンを使って撮影したり、鉄板にぶら下がったり、いろいろな撮影をして楽しみますが、いざベッキーが降りようとすると大変なことになります。
なんと、ハシゴが崩れ落ちてしまったのです。
ベッキーとハンターはロープで結ばれており、ベッキーは助かったのですが、ハシゴが崩れ落ちたことで、二人は鉄塔の頂上に取り残されてしまいました。
鉄塔の頂上で取り残された二人は、地上への連絡を試みる
ハンターとベッキーは、地上へ連絡をしようとしますが、携帯電話は圏外になっています。
そこで、ハンターの靴の中に携帯を入れ、SNSでメッセージを投稿するように設定して、地上に落とします。しかし、救助は現れません。
近くにキャンピングカーが来ているのに気づいた二人は、日が落ちるのを待って頂上に備え付けられていた照明弾を使って連絡しますが、そのキャンピングカーの男たちは、なんとベッキーとハンターが乗ってきた車を盗んで逃げてしまいます。
ダンと不倫していたハンター
翌日、ハンターの足に「１４３」と書かれたタトゥーがあることを見つけたベッキーは、ハンターがダンと不倫していたのではないかと疑います。
ベッキーがハンターを問い詰めると、ハンターは不倫を認めました。ダンの事故の後、ハンターが旅に出たのは、ベッキーをそばで支えるのが辛すぎたからなのでした。
ハンターが素直に認め謝ったことで、ベッキーとハンターの友情は、なんとか崩壊せずに持ちこたえました。
アンテナの上に落ちたリュックを取りに行くハンター
飲み水やドローンが入ったリュックサックは、ハシゴが崩落した時に、頂上より少し下のアンテナの上に落ちていました。
ハンターは、ロープで頂上と自分の体を結び、そのリュックを取りに行こうとします。
なんとかリュックに辿り着いたハンターでしたが、ロープをよじのぼろうとした時に、ロープから落ちてしまいます。
ベッキーが恐る恐る下を見ると、ハンターはロープに繋がったリュックをなんとか掴み、無事でした。
ベッキーはロープに両手が擦れて怪我をしたハンターを、なんとか引っ張り上げます。
ドローンを使って、地上への連絡を試みる二人
二人は、ドローンを使って地上へ連絡しようとしますが、ベッキーがドローンを操縦していると、電池切れになってしまいました。
夜になり、ベッキーは鉄塔の一番上にランプがあることに気づきます。
翌朝、ベッキーはドローンを充電しようと、ランプのところまでよじのぼります。
ハンターに教えてもらった裏技で、なんとかドローンを充電するベッキーですが、ハゲワシが襲ってきて、リュックを落としてしまいます。
充電が終わり頂上の足場まで戻ってきたベッキーは、「リュック拾えたはず・・」とリュックを取らなかったハンターを責めます。
ドローンを使い、二人で泊まったモーテルへ連絡しようとするベッキーですが、あと少しのところで、ドローンがトラックにぶつかり、ぶつかった運転手もそのまま逃げてしまいます。
ベッキーはハンターに、ハンターのもう片方の靴とベッキーの携帯を使って、もう一度最初の方法で地上へ連絡しようと言いますが、ハンターは「靴は下にある」と言います。
「履いてるじゃない？」と聞くベッキーに、ハンターは「私、下にいる。忘れた？」と言うのです。
実はもう死んでいたハンター
ハンターは実は、リュックを取りに行って、ロープから落ちた時、アンテナの上に落ちて死んでいました。
ベッキーは、親友の死を受け入れられずに、幻想を見ていたのです。
ハゲワシが鉄塔の上に来るようになったのも、ハンターの死体を食べるためでした。
ベッキーは絶望しますが、父親の動画を見て、なんとか生きようと心に決めるのでした。
ハゲタカを食べて、地上への連絡を試みるベッキー
翌朝、ベッキーは力無く鉄塔の上で目を瞑っていると、ハゲワシがやってきて、太ももの傷口をつつこうとします。
その瞬間、ベッキーはハゲワシを掴み首を折り、ハゲワシの肉を貪り食います。
力を取り戻したベッキーは、ロープを伝いアンテナまで降りると、ハンターの靴を脱がせ携帯電話を入れます。
そして、その携帯電話をハゲワシに突かれたハンターのお腹の中に突っ込み、ハンターの死体ごと、アンテナの上から地上へ落としました。
鉄塔へ向かうベッキーの父親
ベッキーの父親が鉄塔へ向かうと、そこには警察や消防の車がたくさん集まっていました。
死体がブルーシートに包まれているのを見て、「嘘だ・・」と呟く父親に、ベッキーが駆け寄ります。
ベッキーは助かっていました。最後の作戦がうまく行って、父親から連絡を受けた警察や消防が、父親より先に到着し、救助していたのでした。
『FALL（フォール）』の続編は、『FALL 2（フォール２）』
ここからは、『FALL（フォール）』の続編である『FALL ２（フォール２）』について、現在わかっている情報を見ていきましょう。
『FALL（フォール）』の続編は、『FALL２（フォール２）』『FALL ３（フォール３）』（いずれも仮題）として、３部作となることが発表されています。
また、当初は、『FALL（フォール）』と同じく、スコット・マン監督が監督・脚本を手がけると発表されていましたが、『FALL２』に関しては、『ソウ』シリーズの第８作目の『ジグソウ』を手がけたスピエリッグ兄弟が監督を務めることが発表されました。
映画には、ベッキーとハンターが出演することが明かされていますが、そのようなシナリオになるかは、まだ発表されていません。
ハンターは『FALL』では亡くなっているので、出演するというのがピンとこないのですが、『FALL』よりも前の話か、もしくはハンターが亡くならなかったという世界線のお話なのかもしれませんね。
また情報が入りましたら、更新したいと思います。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました！
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